歴史的建築での特別展示「Balanced Principles – Visions of Wegner」
2026年10月23日(金)~10月26日(月)の4日間限定で「Balanced Principles – Visions of Wegner」エキシビションを東京・小石川にある歴史的建築で開催します。
もしハンス J. ウェグナーが日本を旅し、東京の家を拠点に長く暮らしていたとしたら。そんな想像は、彼のデザインが時代や文化を超え、今なお私たちと対話し続けていることを感じさせてくれます。
ハンス J. ウェグナーは、デザインを絶え間ない「バランス」の探究として捉えていました。それは、素材とフォルム、精密さと直感、機能と美しさ。その調和を追い求めること。彼が生み出した家具は、五感で味わう心地よさと、時代を超えて愛される普遍的な美しさを備えています。
デザイナーである以前に家具職人であったウェグナーのものづくりには、日本の「民藝」と通じる精神を見ることができます。素材への深い探究、手仕事への敬意、そして機能の中に宿る美しさ。それらを追求する姿勢は、日本各地で育まれてきた手仕事の文化と静かに響き合います。柳宗悦が「手仕事の国」と称した日本を旅するハンス J. ウェグナーは、各地の職人たちの技や暮らしに触れ、自らが生涯追い求めた素材・技術・機能・美のあり方に、新たな共鳴を見いだしたかもしれません。
本展では、「日本のデザイナーである柳原照弘が、時代を超えてハンス J. ウェグナーと交流していたら」という想像からも物語を紡ぎます。二人が日本を旅する中で出会ったであろう工芸品やアート、暮らしの道具を集め、ウェグナーがデザインした家具とともに一つの日本家屋に設えました。そこには、西洋・東洋におけるものづくりと生活の対話がうまれるのです。
永い時を超え、これからも生き続けていくハンス J. ウェグナーの哲学と、日本の手仕事が織りなす「Balanced Principles – Visions of Wegner」の世界を、心ゆくまでお楽しみください。
デザイナー:ハンス J. ウェグナー(Hans J. Wegner)
ハンス J. ウェグナーは、500脚以上の椅子をデザインし、その多くを名作として残した「椅子の巨匠」です。デニッシュモダンを牽引したデザイナーの一人として、家具の本質を見つめ、素材や構造を活かしたシンプルで機能的なデザインを追求しました。1914年、デンマーク南部のトゥナーに生まれ、14歳で家具職人に弟子入り。その後コペンハーゲンで学び、家具職人としての確かな技術と創造性を融合させながら、独自のデザインを築き上げました。
会場デザイン:柳原照弘(Teruhiro Yanagihara Studio)
インテリアデザイン、プロダクトデザイン、アートディレクションなど包括的な提案を行う。神戸と仏アルルにスタジオ兼ギャラリースペースVagueを構え、日本、フランス、イギリス、台湾、オランダを拠点に国や文化の境界を越えたプロジェクトを手がける。
Photo credit: Yuichiro Noda
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Event
Balanced Principles
カール・ハンセン&サン 東京本店で開催する「Balanced Principles」では、時代を超えて受け継がれるデザインの本質を探ります。歴史的な名作と現代の新作が、素材、フォルム、機能の調和によって響き合う空間をお楽しみください。